こんにちは、院長の大井です。
今日は先日の獣医師体験セミナーのレポートです。
今回も、動物を診察して、検査をして、病気を突き止める診断のプロセスを、実際の犬や、模型を使って体験してもらいました。
まずは身体検査です。
チョコラとタロウに協力してもらいました。
犬との接し方、顔色の見方、心臓の位置、聴診の仕方、体温の測り方、人と違うところ、人と同じところ、、、などなど、チョコラとタロウに触れながら、体感してもらいました。
次は大人気のエコー検査です。
中身が見えないゼリーを動物に見立て、エコーを当てて中身を検査してもらいました。
お家に帰って、答え合わせをしてもらいます。
想像通りの中身だったかな?
途中で糞便検査もしました。うんちの中の生きた細菌に、みんな大興奮でした。
最後には、採血体験をしてもらいました。難しかったけど、最後にはみんな採血を成功することができました。
今回も最後に、人間社会で生きる動物たちの悲しい現状を、少しだけ知ってもらい、学校でお友達にも伝えてもらう約束をして、セミナーを終えました。最後の話をするときは、毎回毎回、子供たちの表情が引き締まります。大事な事だと、何となくわかってくれているのでしょう。この子たちのような、動物に優しい人間が、たくさん育ってくれる事を願っています。
今回のセミナーも、たくさんの応募がありました。応募開始日の午前中には予約がいっぱいになり、午後にはキャンセル待ちもいっぱいになり、応募を締め切らせていただきました。うれしい反面、たくさんお断りしなくてはならない申し訳ない気持ちになります。できるだけ、たくさんの子供たちに体験してもらい、少しでも動物に興味を持ってもらえるよう、今後もスタッフ一同努力していこうと思います。