流山いろは動物病院のblog

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令和6年 狂犬病予防注射について

春です。

狂犬病の時期です。

ワンちゃんにとってはあまり嬉しくないかもしれません。

が、大事なことなので、簡単にでいいので、狂犬病のこと、知っておいてください。

 

狂犬病は、狂犬病ウイルスによって起こる伝染病です。日本では1956年を最後に発生の確認はされていませんが、発生していないのは日本、イギリス、オーストラリア、スカンジナビア半島の一部だけで、その他の多くの国ではまだ発生しています。世界では年間4万から5万人が狂犬病により死亡しています。日本が長い間発生がないのは1950年に施行された狂犬病予防法が的確に執行できた効用が大きいと思われます。しかしながら、近年のペットブームにより多くの動物が輸入されていますので、いつ狂犬病が発生してもおかしくない状況と言われています。狂犬病が発生していない国で、今なお予防法に基づき犬に注射を受けさせることに、疑問を感じる方もいるかもしれませんが、ワンちゃんたちがこれだけ人間と近い距離で家族になれたのも、安心と安全があるから。犬を飼う人だけでなく、犬と人間社会がより過ごしやすくなるためにも、万一に備えて狂犬病のワクチンは今なお重要な義務となっています。

狂犬病予防注射は、生後90日を経過した犬に対して、1年に1度の接種が義務付けられています。4月から6月までの間に受けさせましょう。
 予防注射は、市内各地で行われる集合注射、もしくは動物病院で注射することができます。

 

流山、柏の方は、当院で代行手続きが可能ですので、ご利用ください。

代行手続きをご希望の方は、市から届いたハガキを持って、受診してください。

ハガキと引き換えに代行手続きを当院で行います。

ハガキを忘れた方は、原則は手続きできませんので、病院から接種証明書を発行しますので、それを持って市の所定の窓口でお手続きをお願いします。

 

病気の治療中で接種していいかわからない、高齢なので心配など、体調の不安がある方は病院での相談をお勧めします。

 

ご不明なことがあれば、スタッフまでお問い合わせください。