流山いろは動物病院のblog

流山いろは動物病院のブログです

わんちゃんの予防について

こんにちは、院長の大井です。

お散歩が気持ちいい時期になってきましたね。

さて、春といえばわんちゃんにとってはいろいろ忙しい時期です。

狂犬病フィラリア、ノミ、ダニ、、、

しっかりと整理して正しい予防をしましょうね。

 

1.狂犬病

ワンちゃんを飼う人には、

 

①飼っていることを自治体に届け出ること(犬の登録)と、

②犬に毎年狂犬病予防接種を受けさせることが義務付けられています。

 

注射するだけでなく、市役所に届け出るまでが義務になりますので、ご注意ください。

当院では流山市柏市の方は、病院にて代行手続きを行いますので、市役所から届いたお知らせをもって、ご来院ください。特にご予約は必要ありません。

 

2.フィラリア

フィラリアは蚊が媒介する寄生虫です。感染しているわんちゃんから吸血した蚊が、ほかのワンちゃんを刺した場合に感染します。蚊に運ばれるくらい小さなフィラリアは、約6-8か月で20-30㎝にも成長します。成長したフィラリアは、心臓に寄生し、心不全を引き起こします。成虫を殺す薬もありますが、大きな虫が心臓で死ぬと、死んだ虫が血管につまり、ショック死するケースもありますので、成虫に成長させないことが重要です。怖い病気ですが、適切な予防で、フィラリアは防げますので忘れないように予防しましょう。

 

お薬を与える期間は、5月~12月です。感染している子に予防薬を与えることは危険ですので、必ず5月までには検査をしたうえで投薬を開始しましょう。

f:id:iroha-vet:20190416152030p:plain



予防の仕方も最近ではいろいろ選べるようになりました。基本的には月に1回の経口投与ですが、いろいろなお薬がありますので、使いやすいものをお選びください。

また、フィラリアの検査で採血をしますが、その時に一緒に健康診断(血液ドック)をすることもできますので、健康維持にお役立てください。

 

3.ノミ、ダニ

ノミ、ダニは、13℃以上の気温があれば繁殖します。春から秋の温かい時期がメインになりますが、地域や散歩コース、生活環境によっては通年の予防をした方がいい場合もあります。たまにしか外に出ないというインドア犬も、フィラリアのシーズンくらいは予防する事をおすすめします。うちの老犬も、たまーにお庭で日向ぼっこするくらいしか外に出れませんが、先日うっかりマダニがつきました。私も油断してましたが、ノミやマダニは実はそこら中にいます。

f:id:iroha-vet:20190418223419j:plain

予防は基本月に1回の経口薬か滴下薬となります。フィラリアと一緒になったお薬もあります。

 

 

GWももうすぐ、わんちゃんとお出かけする方も多いと思います。しっかり予防して安心してお出かけしましょう。